A. 障害


A-1 Q. プロセスの消去

自分で動かしたプロセスを強制終了するにはどうすればよいでしょうか?

A-1 A.

計算機資源を占有または浪費する行為は、システム利用内規で禁止されています。プロセスを調べるには、ログインしたマシンで
以下のようにして確認してください。

第4,5,7端末室の場合

% ps auxww |  grep  自分のユーザーID  |  less
(% はコマンドプロンプトです。入力しないでください。)

第6端末室の場合

% ps -ef |  grep  自分のユーザーID  |  less
(% はコマンドプロンプトです。入力しないでください。)

自分のプロセスが残っているようなら、killコマンドでプロセスを終了してください。
killコマンドの使い方は 以下で参照できます。

% man kill

もどる

A-2 Q. ログインできない・ログイン後何もできない

パスワードは合っていると思われるが、ログインできません。(または、ログイン後何もできません)。
どんな原因と対処方法が考えられますか?

A-2 A.

以下の原因と対処が考えられます。

1. quotaが制限を超えている

個人が利用できるディスク領域は申請時に定められています。学生50MB,教職員100MBまでです。
これを超えている場合、ログインをしても、すぐに元のログイン画面に戻ってしまったり、何もでいない状態で止まってしまったりします。(何もできない状態になってしまったら、Ctrl + Alt + BS を同時に押して、X Window をリセットしてください)
この状態を修復するには、UNIX端末室のログイン画面の「セッション」→「フェイルセーフなターミナル」を選んでログインをするか、または、Windows系端末室(第1,2,3端末室)などからTeraTerm(telnet,ssh)を利用してリモートログインをし、不要なファイルを削除するなどの措置を行ってください。

% quota -v

で、自分のディスク使用量を知る事ができます。

[1g06xxxxx ~]$ quota -v
Disk quotas for user 1g06xxxxx (uid *****):
Filesystem blocks quota limit .....(以降略)
fs:/vol0/linux_homes
      50000 50000 124000
blocks に対する数字が 50000 以上であれば
ディスク領域制限を超過しています。

% du -a

をホームディレクトリで実行すると、そのディレクトリ以下にある全てのファイルとそのサイズが表示されます。

% rm ファイル名

で、不要なファイルを削除してください。

また、身に覚えがなくても、Mozilla や Firefox 等のウェブブラウザのキャッシュファイルが多くの容量を使っている場合があります。

% find . -name "Cache*"

で、キャッシュの場所を確認して、

[1g06xxxxx ~]$ find . -name "Cache*"
./.mozilla/1g06xxxxx/*******.slt/Cache
./.mozilla/firefox/*******.default/Cache
Mozilla、Firefox 両方の利用がある場合の表示例。
伏字 ******* 部分はユーザによって異なります。

% rm -r .mozilla/1g06xxxxx/*******.slt/Cache
% rm -r .mozilla/firefox/*******.default/Cache

(キャッシュは "Cache"ディレクトリに保存されているため、消去には rm コマンドに -r オプションが必要です )

2. 個人環境設定ファイルを間違えて修正した

個人環境設定ファイル(ホームディレクトリにあるドット(.)から始まるファイル。ls -al で見る事ができます)を修正してませんか?
この設定ファイルに文法間違いなどがあるとログインできなくなります。
もしくは、.xsessionファイルを自分で作成して、そのファイルに実行権を設定していない場合でもログインができなくなります。
.xsessionに実行権を与えるのは

% chmod 700 .xsession

PC系端末室(第1,2,3端末室)などからTeraTerm(telnet,ssh)を利用してリモートログインをし、自分で作成した設定ファイルを削除する事で初期設定に戻ります。

3. 古い環境が残っている

ログインしても何も表示されない場合は、ウィンドウマネージャ(GNOME)の古い設定が影響している可能性があります。
その場合は、ログイン画面の「Session」で「Twm」を選択してログインをして、環境設定ファイルを削除してください。

% rm -fr .gconf .gnome*

これにより、GNOMEウィンドウマネージャに関する環境は初期設定になります。

もどる

A-3 Q. Mozillaの英語版が起動される

Mozillaを起動すると、英語版のMozillaが起動されてしまいます。日本語版Mozillaを起動するにはどうすればよいですか?

A-3 A.

ログイン時の言語選択に日本語が選択されていないようです。
ログインウィンドウの「言語」-「日本語(EUC-JP)」を選択した上で、再度、ログインをしてください。

もどる

A-4 Q. coreファイルを制限したい

時々、coreという名前のサイズの大きなファイルが作成されてしまいます。このファイルができないようにする方法はありますか?

A-4 A.

.cshrcというファイルを作成して、以下の1行を記述してください。

limit coredumpsize 0

もどる

A-5 Q. [日本語入力] 辞書が壊れて漢字変換できない

XEmacsでかな漢字変換をしようとすると、以下のメッセージが表示されるのですが。

「辞書と頻度 !/homea/xxxx/Wnn7/yyyy.h の整合性がありません。作り直しますか? (y or n)」

A-5 A.

ホームディレクトリにあるWnn7ディレクトリの中に個人用辞書、頻度ファイルがあります。それが正しく読み込む事ができない可能性があります。
上記メッセージが表示されたら、全てyを入力してください。辞書、頻度ファイルが再生成されます。

もどる

A-6 Q. [日本語入力] 辞書が存在しない

XEmacsでかな漢字変換をしようとすると、以下のメッセージが表示されるのですが。

「頻度ファイル !/homea/xxxx/Wnn7/yyyy.h がありません。作りますか? (y or n)」

A-6 A.

ホームディレクトリにWnn7ディレクトリもしくは、そのディレクトリにあるべき辞書、頻度ファイルがないようです。
上記メッセージが表示されたら、全てyを入力してください。辞書、頻度ファイルが生成されます。

もどる