【利用上のルール】
近年、端末室や自宅、研究室からのインターネット利用環境が年々充実してきています。インターネットを介した世界規模でのコミュニケーションや情報検索の有効活用は、今や学生・教職員にとって必要不可欠なものとなりつつあります。しかし、このインターネットが人との新しいコミュニケーション手段として多くの人に利用されている一方で、心無い人間やインターネットに対する知識の欠如によるトラブルが絶えないのも事実です。
ここではインターネットを利用する上で最低限守るべきルールをあらためて示します。
(1)パスワードの適切な管理
◆パスワードを決して他人に教えない
◆パスワードは決して紙などに書き留めたりしない(声にだしてもだめ)
◆コンピュータを利用したまま退席または離席しない
◆パスワードをタイプする時に、他人に押したキーがわからないように迅速にキータイプする
◆パスワードをある程度の期間で変更する
◆パスワードはアルファベットの大文字、小文字、数字および記号を適宜組み合わせる
◆パスワードは、他人にわかりづらく(推察しづらく)、自分が忘れない文字列にする
万が一、パスワードを忘れてしまっても、あなたのパスワードは誰も知りません。したがって自分で思い出さない限り、コンピュータは利用できません。
この場合、パスワード再発行という措置を受けることになります。ただし、パスワード再発行にあたってはペナルティが科せられますので、日頃から注意して管理してください。パスワード再発行は、情報支援課事務所(59号館413室)で行っています。
※パスワードの適切な管理を怠ると...
▼コンピュータ上に保持している情報を改竄されたり消されたりする
他人があなたのユーザIDとパスワードでコンピュータに入り込むことにより、当然あなたの保持している情報(これも個人情報である)をどのようにでも扱うことができ、重要なデータやプログラム等を勝手に書き換えられたり、消されたりする。
▼あなたになりすまして悪用される
あなたのユーザIDとパスワードでコンピュータに入り込んでいるということは、そこでいかなることをやってもコンピュータはユーザIDの持ち主であるあなたがやったことと認識し、他人の迷惑となるようないたずら(メール等)をすれば、当然迷惑を被った相手からの苦情を受けるのはあなた自身となります。仮にパスワードが何らかの原因で知られたとして相手に理解を求めても、あなたのパスワード管理不行き届きとなり責任を回避することはできません。
▼システムを破壊される
ネットワークの不正利用によるシステムの破壊を行う者は、必ず他人のユーザIDとパスワードを盗んで行います。万が一にも悪意を持つ第三者にパスワードが知れると、個人の被害だけにとどまらず、早稲田大学の他のシステムや利用者に被害がおよぶ(全世界にまでおよぶ可能性もある)こともあり、その責任があなたの責任になることもあります。
(2)ネチケットを守る
電子メールやWWWなどを利用する上での最低限のネチケット(ネットワーク・エチケット)を守ることは、快適なコミュニケーション手段としてコンピュータを利用する上での必須条件だと言えます。本学では以下に掲げる行為を禁止しています。
◆プライバシーおよび著作権等の法令に定める権利の侵害
◆ネットワークの運用に支障を及ぼすような行為
◆他人を詐称する行為
◆営利を目的とした行為
◆その他法令および社会慣行に反する行為
(早稲田大学インターネットドメイン運用に関する内規
http://www.waseda.jp/mnc/RULES/rule-wns02.htmlより)
※ネチケット違反の事例
ネチケット違反の事例を以下に示します。このような行為、またはこれらに類する行為を絶対に行わないようにしてください。
▼個人中傷記事の投稿
WWW(World Wide Web)では、様々な情報を取得できるだけでなく、自分の意見・主張を投稿することもできます。そのような投稿ページなどに個人を中傷するような内容を書き込んだことからトラブルとなるケースが多発しています。もちろん無断で他者の個人情報(画像、電話番号 等)を掲載することも絶対に行ってはなりません。
▼チェーンメール
チェーンメールとは俗に「不幸の手紙」の呼ばれているものと同種で、多くの人への転送を期待するメールのことをいいます。インターネットでみられるチェーンメールの内容は大体次のようなものがあります。
- 転送すると幸福になる、転送しないと不幸になる
- 面白いことが書いてあるから他の人に転送してほしい
- ギネスブックに挑戦するから他の人に転送してほしい
- お金儲けができるから他の人に転送してほしい
- ウィルスに関する情報を他の人に転送してほしい
▼受信者の興味に関係なく無差別にメイルを送信する行為(SPAM)
最近では容易に多くの人に電子メールを送信することが可能なため、アンケート等を多くの人に送信し返信を期待するようなものや、宣伝や勧誘を目的とした宣伝メール等の送信が多発しています。このようなメールは、受信者の興味に関係なく送りつけられてくるため、受信者にとっては非常に不愉快で迷惑なものです。
また、1通のメール自体はそれほど大きいものではなくても、その送り先が大多数であるために膨大な数のメールが飛び交うことにもなります。さらに画像データや特定のアプリケーションで作成した巨大なデータを電子メールで多数に送信することはシステムに多大な影響をもたらし、ネットワークの負荷が増大し、他のサービスに迷惑をかけることは勿論、最悪はシステムをダウンさせることにもなります。
このような迷惑メールや大容量メールの送信は行わないでください。
【ルール違反者に対するペナルティ】
パスワード管理を怠った者やネチケットを守れなかった者に対して、システム利用停止などそれ相応の処分がなされます。
インターネットがここまで普及してきた今日、このネチケットに関する問題は非常に深刻になってきているのが現状です。本学でも当事者同士の話し合いではおさまらずに裁判にまで発展するケースや、個人情報を無断で公開し無期停学となったケースなどが起きています。ぜひみなさんは、このことを十分留意した上で節度ある行動をとるようにしてください。
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